だいぶ前に注文した ClockworkPi uConsole が届いたので、組み立てて起動してみた。

個人的な背景

以前からちょっとした (かつ気軽に) PDA が欲しいなと思っており、 手持ちの携帯ゲーム機を改造して作れないかとか、 BeepBerry なる端末機がよさそうだけど外装を自分で作る必要があってちょっと大変そうだとか思っている中、 ClockworkPi uConsole が自由度高くて気軽に使い始められそうだったので、これを試してみることにした。

なお、端末を注文したのが 2023-07 で、手元に届いたのが 2024-05 だったので、注文してから10か月くらい待たされることになった。

海外から無線系機能付き機器を購入するときに気にしなければいけない技適、どうやら通ってないらしいので、 4G モデルはあきらめて通常モデル (通常モデルは wifi を搭載しているが、技適的に wifi の利用は NG) にした。

組み立て

届いた時点では組み立て前の状態であるため、付属の六角レンチを使って組み立てる。

開梱直後

組み立て用のマニュアルが同梱されており、組み立てに必要な工程が多くないこともあって、組み立て自体は特に戸惑うこともなかった。
Wifi モデルでは ext モジュールに sim 用のチップが実装されてないため、プリントされた基盤がそのまま入っている)

サイズ感

端末のサイズは 17cm x 13cm ほどで、ブルーレイディスクのプラケースとほとんど同じくらいの大きさ。18650 バッテリーを端末に収めている都合上、端末下部裏側が厚くなっており、厚いところで 3.3cm ほどある。

バッテリについて

バッテリは少し厄介で、 18650 という充電式リチウムイオンバッテリを 2 本必要とする。

18650 は日本国内では一般的に流通していないので、電子パーツ専門店などで探したり、輸入するなどで調達する必要がある。18650 を取り扱った reddit もあって注意事項等が書かれているので、選定前に目を通しておくべき。

充電について

端末は完全にねじ止めしてしまうので、バッテリの充電は本体の USB Type-C 端子を用いて行う。
公式フォーラムを見る限りだと、本体の設定によるリミットがかけられていて充電がかなり遅いらしい。
時間があるときに調査する予定。(ここ で充電速度を調整する方法についてやり取りされているが、バッテリごとの仕様に合わせる必要があるはずなので、まるコピできないはず…)

OS について

同梱されている micro SD カードには Raspberry Pi OS がインストールされているので、そのまま端末に刺して使い始めることができる。

Github 上の uConsole のリポジトリ には OS のイメージファイルへのリンクが存在する (6cac95c 時点)。 自前の micro SD カードにイメージを焼きたいときは、そのイメージを Etcher などを使って自分で micro SD にインストールする必要がある。

uConsole の使い方

端末自体は Linux (debian ベースの raspberry pi OS) なので、なんでもできるけど用途が定まってないとだいぶ持て余しそう。
(GameShell をリリースしている Clockwork の端末なだけあって OSS のゲームはプリインストールされていたので、ゲーム機として使うならすぐできる。)

出先で使う汎用パソコンとして役立ちそうなので、しばらく携帯して用途を考えてみたいと思う… (まだ使い方決まってない)